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ソルベンシー/IFRS関連

VM-22ヘッジ戦略:指数連動型定額年金のリスク管理とALM

13 December 2025

全米保険監督官協会(National Association of Insurance Commissioners、NAIC)は、評価マニュアル(Valuation Manual、VM-22)に基づき、変額年金以外の年金に対するプリンシプルベースの責任準備金(principle-based reserving、PBR)積み立てによる法定フレームワークを2026年1月1日より施行します。対象となる保険会社は、新たなフレームワークが自社の事業におけるリスクと機会をどのように取り込むかを検討する必要があります。

この規制変更は、特にVM-22の影響が大きい指数連動型定額年金(fixed-index annuities、FIA)のリスク管理やモデリングにおいて、保険会社の商品全体に大きな変化をもたらします。FIAは、商品特性に内在する株式リスクや、資産集約型商品であることから資産・負債管理(ALM)に対処するためのデリバティブ活用を再評価する好機となります。本稿では、新たなVM-22フレームワークにおけるヘッジの役割について考察します。

主なポイント

  • VM-22は、特に生涯引出給付金保証(guaranteed lifetime withdrawal benefit、GLWB)特約を付加したFIA契約に対し、幅広いシナリオで株式および金利リスクを責任準備金計算に直接反映させることで、効果的なリスク管理の重要性を一層強めています。
  • 今こそ、FIAの指数による利益付与機能とGLWB特約の特徴の間にある株式リスクを相殺する最適なヘッジ戦略の分析を行う好機です。
  • VM-22では、様々なシナリオにおけるヘッジのコストと利点を適切に分析するため、高度なALMモデリング手法を求めています。
  • 保険会社は、リスクエクスポージャーを厳格に管理し、経済性を最適化するこれらのALM機能に投資すべきであり、これにより、VM-22のバランスシートの結果を向上させ、ボラティリティを低減できます。

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